こんにちは。全3回の連載も今回が最終回です。 「エンゲージメントが大事なのはわかった。でも、どうやって高めるの?」 今回は、抽象論ではなく、現場で実際に効果があった具体的な手法(コントロール術)をご紹介します。
■ コントロール術1:1on1は「評価」ではなく「対話」の場にする
多くの施設で行われている面談は、「ここがダメだった」という指導になりがちです。 エンゲージメントを高める施設では、これを「キャリア支援の場」に変えています。
「今後どんなケアをやってみたい?」「最近、仕事で嬉しかったことは?」 これを聞くだけで、職員は「一人の人間として大切にされている(承認されている)」と感じます。 ある施設では、月1回15分の「雑談面談」を導入しただけで、上司への信頼スコアが劇的に改善しました。
■ コントロール術2:決定プロセスへの「参加」を促す(自己決定感)
人は「他人が決めたルール」には従わされ感を感じますが、「自分が関わったルール」には責任を持ちます。
- 事例: 新しい備品(入浴リフトやICT機器など)を導入する際、トップダウンで決めるのではなく、現場から選定委員を募り、彼らに機種選定を任せました。 すると、「自分たちが選んだ機械だから」と、導入後の活用定着率が上がり、チームワークも向上しました。 小さなことですが、「自分たちの意見が経営に反映された」という実績作りが、エンゲージメントを大きく引き上げます。
■ コントロール術3:感謝の「見える化」
「サンクスカード」などの取り組みは古くからありますが、最近はスマホアプリ(ビジネスチャット等)で、日常的に「今の介助、助かったよ!」とスタンプを送り合う施設が増えています。 給与(衛生要因)だけでなく、こうした「心理的報酬」の頻度を高めることが、エンゲージメント維持の特効薬です。
■ 最後に
これまでお話ししてきた「働きやすさ」「働きがい」、そして今回の「エンゲージメント」。 これらは一朝一夕で完成するものではありませんが、着実に積み上げれば、必ず「採用に強く、辞めない組織」という最強の資産になります。
1on1の話が出てきましたが、苦手な管理職の方もいらっしゃると思います。「何を話せばよいの?」「相手が協力的でない場合は話が盛り上がらないんだけど。。。」など。
今回ご紹介した1on1や面談において、「どう話せばいいか分からない」「苦手なタイプの職員がいる」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、最新の生成AIを活用すれば、実際の音声で会話のシミュレーション(予行演習)を行うことが可能です!
「気難しいベテラン職員への提案」「悩んでいる若手への声かけ」など、相手の性格や苦手とするシチュエーションを事前にAIに指示すれば、その内容に則ってリアルな練習相手になってくれる時代になっています。
当サービスでは、こうした「介護現場に有効な生成AI活用方法」についてもお伝えすることが可能です。 「まずはどんなことができるのか知りたい」など、お困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問合せいただきますようよろしくお願いします。
