
河野良太郎(こうのりょうたろう)
私はかつて、大手SIerのシステムエンジニアとして、大規模なシステム開発やRPAによる業務効率化に明け暮れていました。テクノロジーが世の中を便利にしていく手応えを感じる一方で、ある一つの疑問が胸の中に膨らんでいきました。「この効率化で生まれた時間は、本当に人を幸せにしているだろうか」
介護業界に身を転じた私は、介護現場の過酷な現実を目の当たりにしました。山積する書類、複雑な事務作業、そして人手不足。本来、利用者様一人ひとりと向き合い、心を通わせるはずの専門職の方々が、日々の業務に追われ、精神的にも肉体的にも限界まで消耗している姿でした。どれだけ優れたITツールがあっても、現場の心に「余白」がなければ、それはただの負担でしかありません。また、現場の想いだけでは解決できない経営の壁もあります。私は、これまで培ってきたシステム構築の技術(IT)と、中小企業診断士として養った経営の視点(経営)、そして何より現場の葛藤に寄り添う姿勢(伴走)を掛け合わせることで、介護現場に「心の余白」を取り戻したいと決意しました。
効率化は、人を削るためではなく、大切な人に向き合う時間を創るためにある。現場の皆様と一緒に悩み、一緒に喜び、一歩ずつ理想のケアへと近づいていく。それが私の使命です。
【経営・IT・現場を一本の線でつなぐ、私だけの専門性】
私はこれまで、IT・経営・現場という3つの異なる世界を、単なる知識ではなく、自身の足で歩み、実体験として積み上げてきました。それぞれの領域で専門家としての証を得るだけでなく、それらが孤立しないよう、領域同士を結びつけるための研鑽も重ねてきました。
なぜ、そこまで領域を広げるのか。それは、経営・IT・現場のどこか一つが欠けても、職員の皆様の「心の余白」は生まれないと確信しているからです。
多くのコンサルタントは、数字やシステムといった「特定の正解」を外から持ち込みます。しかし私は、現場の空気感と経営の重圧、その両方を知るからこそ、外からの押し付けではない、内側から力が湧き出るような解決策を共に探ることができます。
現場のリアルを知る人間として、経営と現場の溝を埋め、ITを本当の優しさに変えていく。この使命感と、領域を跨いで全体を俯瞰できる目線こそが、他の誰でもない私が伴走する理由です。


